悪い事は悪いという時代だったと

現在の教育にとって、大きな懸念となっているのが、過去最多を記録し、今なお解決の兆しが見えないいじめ問題です。さらに、20万件に届こうかといういじめの件数ですが、これは認知された件数ですから、さらに隠れた被害者がいることも事実です。いじめが、これほど深く社会問題と化したのは何故なのでしょうか。 現代の教育方針は端的に言えば、多様な価値観を認める、互いの個を尊重しあうことに重きを置いています。そのこと自体は素晴らしいことですが、大きな問題を内包しています。それは悪い事は悪いと言えなくなった教育環境をつくってしまうという問題です。個人の価値観を認めることで、悪い事は悪い事という当たり前の指摘が、しにくい・できない時代となっているのです。たとえば特定の子をからかうような遊びがあったとすれば、昔なら教師や地域の大人たちが当然に注意できました。ところが、今やそれは「いじられるキャラ」であり、いじられるのは「おいしい」などという価値観にすり替えられ、注意する大人は「うざく」て価値観の違うだけの大人とされてしまいます。そうなれば、大人も注意し指摘することに尻込みし、結果として、からかわれている子どもの本当の気持ちに気付けないのです。 道徳が科目として教育課程に取り入れられるとして話題となりましたが、悪い事は悪い事、いけない事はいけない事と言えなくなった時代の問題に大人も気づき始めたのでしょう。

国が示してた指針が

先生に対して文句を言うことが

悪い事は悪いという時代だったと

何がきっかけで変化してしまったのだろう

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